• レンズの厚みを表す基準「屈折率」とは?

屈折率とは?

■屈折率・・・光の真空中の位相速度に対する媒質中の位相速度の比

光は空気中から異なった媒質(レンズなど)などへ入射すると、境界面を通過したあとの光の進行方向は、入射光に対し折れ曲がる現象が生じます。

光が境界面で屈折するときの入射角(α)の正弦と、屈折角(β)の正弦の比を屈折率と呼びます。

光が屈折する割合は、入射光の方向には関係せず、物質により定まった値となります。

屈折率の数値が高いとレンズは薄くなる

■屈折率・・・光の真空中の位相速度に対する媒質中の位相速度の比

各屈折率のレンズを同じ距離で焦点が合うように設定すると、屈折率が高い素材は、低い素材に比べ厚みを抑えることができます。

すなわち、屈折率の高い素材を用いたレンズは薄く仕上ります。

当社ではプラスチック素材のレンズを屈折率1.50から屈折率1.74まで、5種類取り揃えております。

厚み比較図は、正面左に屈折率1.50(球面設計)、右に各高屈折率のレンズをはめ込んだイメージ画像です。以下のデータを元に算出された数値を元に作成しています。

□ レンズ度数:-4.00  □ PD:62mm  □ FPD:72mm  □ レンズ横幅:52mm □ レンズ縦幅:32mm

屈折率1.56(球面設計)

屈折率1.60(非球面設計)

屈折率1.67(非球面設計)

屈折率1.74(非球面設計)