カスタム設定

 度数・フレーム形状に合わせたフリーフォーム

「FFiシリーズ」の内面累進レンズは全て、オプションでカスタム設定が可能です。

カスタム設定を選択頂くと、両眼視強化を目的とした機能が標準化されるのと、各種パラメーター/ポイントが入力可能となり、さまざまな収差を最小限に抑えた高いビジュアルパフォーマンスを得ることができるようになります。

   
カスタム設定による効果
 
  • 1
    両眼視の強化
  • 2
    最適な厚みに自動計算

カスタム設定 詳細

  

網膜像評価設計(標準仕様)

※写真はイメージです

従来の累進レンズ

FFiシリーズ (カスタム設定)

通常のメガネフレームには、見やすくなるように適度な傾斜角が付いています。しかし、物を見るとき目は絶えず移動しているため、光線はレンズに対して傾斜した状態で入ってきます。その結果、レンズから入る光線は網膜上で正確に結像していません。

そのような現象を解消するため、予測された光軸を通った像が正確に結像するよう予め計算し、最適に補正を行う手法が「網膜像評価設計」です。

「FF-iシリーズ」のカスタム設定を選択いただくと「網膜像評価設計」が標準化されます。


両眼視 最適化アルゴリズム(標準仕様)

※写真はイメージです

従来の累進レンズ

FFiシリーズ (カスタム設定)

右目…緑色 / 左目…紫色
 

従来型の累進レンズとは異なり、複雑な両目の連携を考慮しています。高度な最適化アルゴリズムは2つの目の画像の融合を支援し、結果として両眼視力が強化されます。

「FFiシリーズ」のカスタム設定を選択いただくと「両眼視 最適化アルゴリズム」が標準化され、両眼視用に度数・プリズム補正が自動的に行われます。


各種パラメーター/ポイント 数値入力

「FFiシリーズ」のカスタム設定を選択いただくと「カスタマイズパラメーター」と「カスタマイズポイント」の数値入力が可能となります。

数値入力により「網膜像評価設計」「両眼視 最適化アルゴリズム」の精度はさらにアップし、両眼視力の強化につながります(数値入力がない場合は、全て規定値設定となります)。さらにはカスタマイズポイントのデータから、フレームにあった最適なレンズ厚に自動計算するため、見た目もきれいに仕上げることが可能となります。

□ カスタマイズパラメーター
   

角膜頂点距離(規定値12mm)

そり角(規定値 5°)

前傾角(規定値 8°)

□ カスタマイズポイント
      

瞳孔間距離(PD)

フィッティングハイト(OCH)

フレームデータ

近用作業距離(規定値40cm)


累進帯長 10mm~16mm(1mm単位)選択可能

※FF-iQ / FF-itec のみ

カスタム設定を選択いただくと、遠近両用「FF-iQ」「FF-itec」の累進帯が10mm~16mm(1mm単位)の6タイプから選択が可能となります。

天地幅24mmのスモールフレーム(累進帯10mmを選択)から、天地幅40mm以上の大型フレーム(累進帯16mm選択)まで、幅広く対応できるようになります。


注意事項

□ 両眼視強化を目的とし、自動的に度数・プリズム補正がかかります。そのため処方度数と実際に仕上がった度数には違いが出ます。