現在市販されている防曇(くもり止め)関連グッズは液体処理系が主流で、レンズ表面に液を塗り、曇りにくくするという仕組みになっています。その方法が「意外と手間」だという声をよく耳にします。
メガネが「汚れたら拭く」という作業は必須です。では、その「汚れたら拭く」という作業のついでに曇らないようには出来ないか?という発想から生まれた特殊コーティングです。
※ 当商品は「曇りにくいレンズ」で、「曇らないレンズ」ではありません。
レンズの曇りは、急激な温度差などにより空気中の水分がレンズ表面に付着することによって起こります。
◆こんなときにメガネは曇ります
加湿器の蒸気をあてた際の比較
従来の反射防止コート(マルチコート)の上に、極めて親水性の高い特殊コーティングを施しております。
この特殊コーティングは、従来の水や油をはじく撥水コートとは真逆の性能で、レンズ表面に付着した水分を膜状化し馴染ませる効果が得られます。
膜状化した水分は、いわゆる「曇り」と呼ばれる現象を防ぎます。
注意:せんたく厳禁
BDコートレンズをご購入時、「防曇レンズ専用メガネ拭き」が付属で1枚ついております。
この専用メガネ拭きには、曇りを抑える成分である界面活性剤が染み込ませてあります。このメガネ拭きでメガネを手入れすることにより、親水性を高めたコーティングに界面活性剤が付着し、曇りにくくする効果が生まれます
※ [含侵成分] … 界面活性剤・アルコール
□ 軽い汚れはレンズ面に息を吹きかけながら通常のメガネ拭きで拭いて下さい。
□ ひどい汚れは水洗いしてから通常のメガネ拭きで拭き、水分を取ってから「専用メガネ拭き」で拭いて下さい。
□ レンズ面に息を吹きかけながら付属の「専用メガネ拭き」で拭いて下さい。
□ 上記方法で防曇効果が戻らない場合は、水洗いをし、通常のメガネ拭きで水分を拭き取ってから「専用メガネ拭き」できれいに拭いて下さい。
表面 ←―――――――――――――――――――――――――――→ 裏面
(画像①) (画像②)
グリーンの反射色
蒸気をあてた比較
(右側がBDコート)
■ハードコート(キズ防止コート)
プラスチックレンズの場合、レンズ素材が外にむき出しだと簡単にキズがついてしまいます。そのような軽いキズを防ぐコーティングです。
■マルチコート(反射防止コート)
レンズ表面の反射を防ぎ、視界を明るくさせるコーティングです。マルチの反射色はグリーンを採用(画像①)。
■BDコート(親水コート)
親水性を高めたコーティングです。レンズ表面に付着する水分を膜状化し、いわゆる曇りとよばれる現象を防ぎます(画像②)。